テープ起こしで稼ぐ

テープ起こしは、昔から在宅でできる仕事として人気がありますが、現在でもクラウドソーシングサービスなどには数多くの案件が掲載されています。そのため、テープ起こしで稼ぎたいという方も多いかと思いますが、慣れないうちは思ったように稼げない可能性が高いので注意が必要です。
テープ起こしの単価は1時間あたり数千円ほどが相場となっていますが、1時間程度の音声でも初心者のうちは文字に起こすのに半日ほどかかるのが一般的です。また、作業自体は誰でもできるような単純作業ではありますが、聞き取りにくい単語は何度も聞き直さなければなりませんし、専門用語などは知識がなければ文字に起こすことができません。思ったように作業が進まなければ、時間あたりの報酬は下がっていくので、この点については念頭に置いておく必要があります。
さらに、クラウドソーシングサービスではテープ起こしの案件は非常に人気なので、そもそも案件を獲得できない恐れがあります。1つの案件に10人以上が申し込むというケースも珍しくありませんが、多くのクラウドソーシングサービスでは自身で報酬や期限などを提案してクライアントに選んでもらうという仕組みとなっているので、初心者が案件を獲得するには単価をかなり下げる必要があるでしょう。一方で、実績を重ねていけば徐々に案件を獲得しやすくなるとともに、作業に慣れることで時間あたりの報酬もアップしていくので、初めのころは稼ぐというよりも実績を重ねることや作業に慣れることを重視して案件をこなしていくのがおすすめです。